※今回のはかなりリアルで人によってはグロいと思われるかも
そんなこんなで助産師さんに肩を貸され、
よたよたと隣の分娩室の分娩台(育児板でいうぶんぶん台)へ。
医療器械ってのはアレですよね。
拷問器具に似てますよね。今思うと。
ベッド状の台(背中部分はリクライニングできるらしい)の足元にアルファベットのJ状の部品がついており、これに足をかけるらしいのですが。
いきみのための姿勢なので、寝るというよりは体育座りをしていたらいきなり足を持ち上げられて転がされた姿勢
∩⌒⊃*。Д。)-з
↑こんな感じ
にされているので、かかとがうまく引っかからない!
さらに切開とかのために腰が少し底上げされた状態です。
しかもヒザを立てたまま脚を限界まで開かないといけない!
もうね、日常ではありえない姿勢です。
維持しようとするとヒザがガクガクしちゃうし。
しかもそのまま戦闘1時間…(でも私は短いほう)
…死ぬ。
…死にます。
お産の最中、陣痛の痛みよりもなによりも私はこれが辛かった…。
(一度助産師さんにお願いして肩にかついでもらい、脚を伸ばさせてもらいました)
前回出産の基準になっていた子宮口ですが、この頃にはほとんど全開になってるはずです。
ちなみに確認するには、下の部分から手(というか指)を突っ込んで確認するのですが、
また別の作業もしていたようです。
それは会陰(出口)を広げること。
はじめはとにかく痛いだけで何をしているかよくわかりませんでした。
下がっているややこの頭の周りをぐるっと撫でるように指でまわす感じなのですが、
これもメリメリといった感じで、ただひたすら痛い…
しかもこれ、陣痛が最高に痛い、いきんでややこの頭を押し出してるとときにやられるので、もうとにかく痛い。
でも不思議なことに、出産直前までいくと、痛くなくなってました。
お尻の穴あたりまでびろーんと引っ張られてる感じはするんですが。
あれは今考えると不思議だったなぁ。
そんなこんなで、痛みにヒーヒー言ってると、一度お尻のあたりに何か流れる感じがしたので、多分あれが破水だったんでしょう。
お腹がちょっとへこんだら、ややこのヒザだけがあばらの下にポコンと飛び出ていて、
思わずニヤリとして撫でちゃいました。
悲鳴を上げたらドアの向こうから旦那の「頑張れっ!」という声が聞こえてすごく嬉しくなったりとか。
ドアの向こうでも味方がいるのはこんなに心強いものなんだなぁとぼんやり思ったりしてました。
一回の陣痛につき二回いきみつづけ、はじめはいきみかたがわからなかったものの
だんだんコツをつかめるようになり、「もう髪の毛見えてますよー」と言われ、
二回目にいきんだある瞬間に、ずるっという感触があって、ややこの肩あたりまで出た感覚がありました。
一回につき二回だけど、ここで止めたらややこが引っ込む!と思い、三回めにいきんだ瞬間、
すぽーん。
出たよ!
都合九ヶ月分の便秘が!!
(誰が便だ)
お産がクセになる人はあの快感が忘れられないんだ!絶対!
だってすげー気持ちよかったもん!
ややこの産声は肺に羊水が入っていたため、はじめ
「グェェェェェ」
で、(うわ、可愛くねえ声…)とか思っちゃいました。
先生が吸引してくれ、その後ちゃんと産声らしい声になりましたが。
なんだか生まれたてのわが子は、その声とあいまって
なんか、カエルっぽい…
印象でした。
【つづく】
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