一号は目標を達成できないとすごく荒れるのね。
んで、大丈夫だよ、次はできるよ、って言ってると「もうダメ!できない!」って言う。
じゃできるようにどうしたらいいかな?って聞くと「とにかくがんばる」の一点張りなんだよね…
私「とにかく何をがんばるの?」
一「わかんないけど、がんばる」
私「一号がもう少し走るタイムを短くしようとしてるとするよね、とにかくがんばるって、ただ走ることになってない?」
私「タイムを縮めたいなら、足の動かし方をどうしたほうが早いか、とか、今の自分がどこでタイムを伸ばしちゃってるのか考えて、そこを少しずつ直していったほうがいいんじゃないかな、とにかくがんばるって、疲れるし、疲れるわりには実りが少なくて、ガッカリしないかな」
これ、「頑張れば必ず努力は実る」の誤学習だよなあ、と思いながら話してた。
みんな大人はとにかくがんばれ、がんばればできる!って言ってくれるけど、
どう頑張ったらいいか、何が頑張るってことなのかは、誰も教えてくれなかったりするもんね…
要はみんな「頑張ればできる」と信じてるけど、何を頑張ればいいかなんてわかってなくて、
だから残業してれば頑張ってる、みたいになっちゃってるんじゃないのかなあと、ちょっと思った。
結局言いたいのは「頑張る」なんてふわふわした言葉よりも戦略練るのが大事って話です。
で、戦略を練るためには結果を見て分析するしかなくて、
さらにそれは第三者の目があったほうがいいんじゃないかなと。
だから私、努力するとか頑張るって嫌いなの。
でもまず、目標のために何ができるかを考えないといけないんだけど、これ場数踏んでないからわっかんないんだよねぇ…
多分「とにかく頑張ればできる!」と言っている人に悪意はない。
ただこれだけだと「頑張る」の中身がないうすっぺらな宗教なわけで、
これが教育で使われているのはかなり危なっかしいんじゃないかな。
努力で無駄に走って燃え尽きる人をうまいこと誘導できればいいんだけどなあ…
努力しないのはダメ、というのではなくて、努力ってどんなものか分析する必要があるな、そして分析したらそれは「努力」じゃなくて別の言葉で表現できるものになるんじゃないかなって最近特に思うんだよね、
「努力しないダメな奴」とか「もっと努力が必要」というのではなくて、もっと別の言い方をしなきゃいけないなあ、と痛感したのでしたよ…<とにかく頑張る